こんなに細かい所も!電子書籍を最適化する4つの修正とは

書籍をチェックする写真

非裁断(非破壊)で電子化することのメリットは書籍や資料を傷つけずに済むことにあります。

しかし、だからと言って100%原本そのまま電子化していいのか?のかというとそうではありません。スキャニングを行うとデータ化に伴って原本の「読みやすさ」に変化が出ますし、データ化したことで得られるメリットも、そのままのデータでは十分に得られなくなります。

紙とデータは全く性質が異なります。どうせ電子化するなら不要な部分を取り除き、より見やすく扱いやすい修正をするのがベターです。

そのままスキャンでは単に紙をスキャニングするに留まらず、オプションとして様々な修正・対応をさせていただいています。今回はその一部をご紹介しましょう

どれもご自身でも出来る作業なので、綺麗なPDFデータを作りたい方はぜひ参考にしてみてください。

電子化時に出来る4つの修正

①パンチ穴の修正

パンチ穴

資料によっては元々バインダーやファイル、紐で保存していた原本もあり、この場合それぞれのページにが開いています。そういった資料をスキャンすると当然、穴もそのまま電子化。画像データにぽっかりと黒い穴が表示されることになります。

お客様によっては穴もそのままで、という方もいらっしゃいますが、元々紙故に空けた穴ですから電子化後に残す理由は基本的にありません。

その為、そのままスキャンでは画像修正の段階で塗りつぶすという対応をすることがあります。一ページずつ、丁寧に塗りつぶしていく作業です。

②付箋外し/戻し

付箋のついた書籍

こちらはスキャニング前の対応になります。スキャナーは読み取った対象をそのまま電子化するので、資料に何か付着していればそのまま電子化してしまいます。

使い古した資料程付箋が貼ってあったりしますよね。ただ、本のコンテンツに被っていることに気付かぬままスキャンしてしまうと隠れた部分は読み取れず、その後の修正も効かないため、そのページだけ付箋を外して撮り直しということになります。

そのままスキャンでは電子化の段階で不要と判断されれば、こちらで全て外した上でスキャンするようにしています。データでは不要だけど原本の付箋は剥がさないで欲しい!という場合には、全てスキャン後元の位置に戻すようにしております。

③クリップ、ホチキス外し/戻し

ホチキス外し

付箋同様、クリップやホチキスの針外し、スキャン後の戻しも重要な作業です。

もっとも、クリップ・ホチキスに関しては作業上の事情もあったりします。例えばバラの書類を高速でスキャンするADFと呼ばれるスキャナーを使う場合、構造上クリップやホチキス止めがあると中で詰まる恐れがあります(全ての破壊スキャニングでADFを使用する訳ではありません)。最悪の場合、中の部品が破損=故障する可能性もあります。

④白紙ページ飛ばし

白紙ページ

書籍は見開きという構造をしているため、コンテンツが偶数ページで終わらなければ必ず空白のページが生まれてしまいます。やはり上記三つと同じで、データ上で表示する時も必要なのかは検討の必要があり、不要だという事になれば空白部分はスキャニングを飛ばすという措置を取ります。

弊社へご依頼いただく方の中には『クリップは邪魔だろうから外して渡そう』という大変ご親切な方もいらっしゃいます。

ですが資料の電子化では、スキャン前後のこの作業に膨大な時間が掛かったりするのです。せっかくならそれらもプロの業者にお任せし、自社のコア業務に集中するのが良いでしょう。

データのメリットを最大化しよう

打ち合わせのシーン

穴埋め、ページ飛ばしといくつか紹介しましたが、共通しているのはデータは最適な形で、原本はそのままにという考え方です。

もちろん何が最適か、原本をどう対処すべきかはお客様のご事情によりますので、まずはスキャン業者へ相談してみてください。

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