事例紹介:杉野学園衣裳博物館様

2018.06.25

1913年。まだ女性の社会進出が浸透する前のこの年、一人の若い女性が単身アメリカに渡った。杉野芳子という人物である。

 

杉野芳子は自分自身の生活体験の中から洋服の制作技術と欧米の服飾文化を身に付け、帰国後1926年にドレスメーカー・スクールを設立し、日本における服飾教育を開始した。その目指すところは、日本における洋装の普及定着と服飾技術の修得による女性の自立。以後、デザイナーとして活躍し世界の一流デザイナー達と交流する一方、学園では自ら教壇に立つなどして学生の成長に尽力し、日本の洋装化に大きな影響を与えた。

 

杉野学園衣裳博物館は、そんな杉野芳子が学園の30周年を機に設立した日本初の衣装博物館である。
今回博物館収蔵の機関紙『杉野学園QUARTERLY No.77~96』の電子化について、ご依頼いただいた杉野学園衣裳博物館 学芸員 藤平アキ子様にお話を伺った。

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