千葉県立美術館、近代洋画の先駆者・浅井忠の日記をデジタルアーカイブ化

9月30日、千葉県立美術館は、同館が所蔵する「浅井忠日記資料デジタルアーカイブ」を公開した。

概要 ー4つの日記が語る浅井忠の旅と創作

美術館に直接足を運べない人にも、浅井忠(1856-1907)という日本近代洋画の巨匠の魅力を伝えることを目的に開設。

本アーカイブには、彼が生涯続けた旅と写生を記録した4つの日記とその解釈文が含まれており、浅井の芸術的な視点と時代背景を豊かに表現している。

  • 「筑波日記」:彼が工部美術学校を退学後、筑波方面を旅した際の記録
  • 「従軍日記」:日清戦争に従軍画家として参加した際の経験が記されている
  • 「巴里日記」:西洋画を学ぶために留学したパリでの半年間の出来事を描く
  • 「フォンテーヌブロー日記」:浅井がフランスのフォンテーヌブローからグレーへの10日間の旅で記録した日記