最新のアートスキャナー WideTEK(R)36ART-600を徹底解説!

絵画スキャナー

そのままスキャンが絵画の電子化で使用しているのは、WideTEK(R)36ART-600という極めてレアで高性能な機体です。あまりに凄いので動画まで作ってしまったんですが、それとは別に言葉でその魅力を伝えたいなぁーと最近考えていました。

ところが、私はスキャニング担当ではありません。ゆえにWideTEK(R)36ART-600を使ったことがなく、いわゆる専門的な見地からご紹介することが出来ないのです(汗

そこで今回は、採用ページでもインタビューを公開している弊社のアシスタントディレクター・麻岡にスキャナの解説をお願いしました!

ほとばしるWideTEK(R)への愛が存分に感じられる極めてサイケデリックな文面になっています。電子化やスキャナに興味のある方は是非ご覧ください!

ADが語る“WideTEK(R)36ART-600”

この度、紆余曲折を経てスキャナ紹介記事担当となった麻岡です。
宜しくお願いいたします。

記念すべき第1回はアートスキャナのご紹介。国内に一台しか存在しない知られざる高性能スキャナWideTEK(R)36ART-600の性能を感動と共にお送りします。

アートスキャナの性能

アートスキャナー

Image Access社製
製品名称:WideTEK(R) 36ART-600
最大スキャン可能サイズ:914×1524mm
最大スキャン高:100mm
最高解像度:600dpi
色深度:48bitカラー、16bitグレイスケール
スキャン出力:24bitカラー、8bitカラー、8bitグレイスケール、二値、拡張ハーフトーン

なんと国内に一台しか無い(※2018年7月現在)。

スキャナの解説

まずは実際に稼働している様子をご覧になって頂きたい。なお、動画中に登場する女性は筆者では無い。

破格の大きさから繰り出される非破壊スキャン対応サイズは強烈の一言。幅が914mm以内の物であれば、画像合成を駆使すれば理論的に無限にスキャニングが可能である。

また、厚みの面においても最大10cmという今までに無い大きさの物まで対応しているのだから驚いてしまう。

とは言え、大きい、厚い物であればカメラで撮影すれば良い。

このスキャナの真価はそのスキャン精度にあると言っても過言ではないだろう。

二列のLEDライトと特殊なスキャン法により生み出される驚異的な立体感の再現は筆者の度肝を抜くものであった。絵画であればその筆致、マチエール、陰影の生み出す絶妙なニュアンスを、木彫や金属類であれば1mmにも満たない凹凸をくっきりとスキャンすることが出来るのだ。

今日の3D技術の発展には目を見張る物がある、とはいえカメラとは空間を平坦に捉えることしか出来ないものであるのも確かである。故に絵画や木彫という物を記録することは難しく、二次元情報へと転換された時点でその魅力を大きく損なってしまうのが現状であった。

しかしこのWideTEKと言うスキャナはその壁を易々と、あるいは軽やかに飛び越え、美術品の記録と言う世界に新たな道を示すに充分な力を持っているのだ。

この二つの要素が生み出す暴力的スキャンパワーは筆舌に尽くしがたく、筆者の錆び付いた表現力(まるでカメラのようだ)では限界がある。故に、と言うかやはり、ここでは動画をご覧頂こう。

非破壊、非接触である点にも注目するべきであろう。

絵画、彫刻、陶芸と、おおよそ全ての美術品とは一点物であることが多い。それらをスキャンする上で最も注意するべき点は物品の取扱いである。

その点において、これ以上無い理想的スキャンの形である「乗せたまま移動すればいいんじゃ無い?」を単純明快に実現しているWideTEK(R)は非常に安心感を持てる一品である。

個人的な話

さて、筆者の感動は存分に伝わったと思うので、ここからは筆者がスキャンしたい物、アートスキャンの可能性について語りたいと思う。アートスキャナーと銘打ってはいるが、実のところサイズの問題さえクリアすれば何でもスキャン出来る点が可能性を感じさせてくれる。

始めに料理
おせちやサラダなど色とりどりの物は勿論、コンビニの弁当などでも立体感が再現されれば中々面白い絵になるのでは無いだろうか。

正月シーズンでお馴染みのおせちのチラシもアートスキャナで大迫力に。これにはご家庭の主婦も購買意欲をそそられる事であろう。恐らく。

続いて衣類
最も映えるのは着物、またそれに連なる各国のきらびやかな民族衣装の類いであろう。特徴的な刺繍や編み方などの手芸が、今までの撮影法とは比べものにならないレベルで再現できる。

また、画像では伝わりにくかった生地感なども表現することが可能になり、昨今におけるネット通販での衣類購入への不安も拭えると言う物である。

刀剣、アクセサリー等の金属類
高解像度かつ驚異の立体感を持って電子化することの出来るWideTEKの本領発揮とも言える領域だろう。
カタログやカレンダー、ポスター等と、眺める事が目的となる媒体において、立体感や質感は重要なファクターとして機能するだろうと考えている。

その他にも、蝶の標本や昆虫そのもの、植物など、小型で趣のある物であれば撮影の価値はあるだろう。ともかくとして、撮れる物は多種に渡るため、思いつき次第様々な物を試してみたいところである。

終わりに

このスキャナの唯一の欠点とすれば、認知度の低さである。

なにせ国内に一台しか無いのだから、その性能の素晴らしさを知る人もおのず限られる。そういうわけで此のブログでいかに素晴らしい物か知って頂いた読者諸君には是非様々な人に知らせて頂きたい所存。

ところで、次回はオートスキャナーについて執筆します。シンプルな性能にシンプルな強さを持ったすごいやつです。お楽しみに。

<絵画そのままスキャン
絵画そのままスキャンへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です